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名のないシシャ (角川文庫)
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少年は人の『死までの時間』が分かり、命を与える特別な力を持つ『シシャ』という存在だった。名を持たぬ彼は人間の少女・玖美から“テク”という名前をもらい、少しずつ喜びや悲しみといった感情を知る。しかし、永遠に大人にならないテクと成長していく玖美には、避けられない別れの運命が迫っていた。いつか、命を捧げてもいいと思う人間に出会えるのだろうかー切なすぎるラストが胸をうつ、ナナシの命と運命の物語。
文庫 > 小説・エッセイ 小説・エッセイ > 日本の小説 > 著者名・やらわ行
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