|
|
ミルクと日本人 (中公新書)
|
近代社会の「元気の源」
「こんな強烈な匂いと味なのに、お茶に入れて飲むなんて!」牛乳を飲む英国人を見た日本人の言葉である。だが明治二年、築地で牛乳が売り出され、日本人はその味に慣れていった。芥川龍之介の実家も牧場を経営し、渋沢栄一はそこから牛乳を取っていた。大正期には牛乳を加工したキャラメルが大流行した。関東大震災で緊急配布が行われ、敗戦後に児童の栄養を案ずる人々により学校給食への導入が進む。飲み物が語る近代史。
新書 > 人文・思想・社会 美容・暮らし・健康・料理 > 料理 > チーズ・乳製品
|
みんなの感想
登録している読者
この本を読んだ人はこんな本も読んでいます
|
|
|