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【謝恩価格本】むらをすくったかえる
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むらはずれのぬまのほとりにすみついたいっぴきのかえる。しかし、むらびとたちからは「きもちわるいよそものがえる」としてきらわれていた。やがてむらがだいかんばつにおそわれるとしったかえるは、おもった。「まもなくたはたはかわき、いどはかれ、むらじゅうしにたえてしまうことだろう。ざまあみろだ!」しかしかえるはこうもおもった。「だけど、もし、おれのあまごいのうたでひでりからむらをすくうことができたなら…」。
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