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自我が揺らぐとき
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脳はいかにして自己を創りだすのか
自分の体につながっていると知りながらなお、左腕を亡くなった夫の腕であると言い張った左半身麻痺のミーナ。失明したことにまったく気づかず「見えている」光景を描写したリジー。おだやかな老婦人ロザモンドは鏡をのぞきこんだとたん態度が一変し、そこに映る自分に向かって「出て行け」と罵声を浴びせはじめた。スティーヴィの右手は本人の意思に反して動きまわるので、左手で押さえつけておかなければならなかった。神経内科医ファインバーグの出会ったこれらの衝撃的な症例は次の謎を解く鍵となる。自己とは何か。自己は脳のどこにあるのか。脳はどのようにして統合された自己を生み出しているのか。哲学者が何世紀にもわたって議論してきたこの問題に、著者は「入れ子式階層構造としての自己」という解答を出す。
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