|
|
「沖縄核密約」を背負って
|
著者 | 後藤乾一
|
---|
出版社 | 岩波書店
|
---|
発売日 | 2010年01月
|
---|
サイズ | 単行本
|
---|
価格 | 3,960 円
|
---|
若泉敬の生涯
一九六七年から七二年にかけ、佐藤首相の特命を帯びてロストウ、キッシンジャー補佐官と沖縄返還に関わる「核密約」交渉に当った若き国際政治学者・若泉敬(一九三〇-一九九六)。彼は九四年に著書『他策ナカリシヲ信ゼムト欲ス』を公刊し、国家機密の守秘義務を犯すことを承知で、有事核再持ち込みについての「秘密合意議事録」作成の全容を告白する。晩年は核持ち込みという“代償”を強いた沖縄への自責の念から、末期ガンの病躯をおして沖縄への慰霊の旅を重ね、仏門に帰依し、蔵書を焼き、家族と義絶する。若泉はなぜ密命を受任し、凄絶な生涯をたどらなければならなかったのか。現代史家が活写する、ある「国際的日本人」の同時代史。
人文・思想・社会 > 歴史 > 伝記(外国)
|
みんなの感想
登録している読者
この本を読んだ人はこんな本も読んでいます
|
|
|