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今日の宗教の諸相
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現代の宗教に映し出されている、さまよう孤独な魂のゆくえを追って。国家をはじめとする共同体を離れ、また価値の規範を見失った「新しい個人主義」の時代はどこに向かうのか。一世紀をさかのぼるウィリアム・ジェイムズの宗教経験の探究が、今日もなお先見性を失っていないことを確認しつつ、その「宗教科学」が捉えた精神の現実に見合う、共同性の次元のダイナミックな変容に表現を与えようとする。大衆消費社会とIT革命に後押しされた、個人主義的で表現主義的な宗教現象から、私たちは明日の世界に向けたどのようなメッセージを読み取るべきなのだろうか。
人文・思想・社会 > 宗教・倫理 > 宗教学
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