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古代〈中華〉観念の形成
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著者 | 渡邉英幸
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出版社 | 岩波書店
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発売日 | 2010年02月
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サイズ | 単行本
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価格 | 9,350 円
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古代黄河・長江流域を舞台にした、中心意識の多様性と諸国間関係の重層性を解きほぐす。漢語世界の他者としての「戎狄蛮夷」とは何者であったのか。それに対する“中華”とは、果たして特定の国や集団の自称であったのか。二項対立的な「華夷思想」を解体し、「覇者」が構築した多国間の同盟関係と、それが織りなす統合と排除の論理を明らかにする。始原の存在として堆積した「禹」や「夏王朝」伝承の文明論的意味とは何であったのか。古典文献と出土資料の解読に基づき、統一王朝の「帝国」的な説明原理の登場と、中国地域の形成に至るダイナミックなプロセスを追う。
人文・思想・社会 > 歴史 > 世界史
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