|
|
ユートピア政治の終焉
|
グローバル・デモクラシーという神話
聖書に端を発する黙示録的神話は、啓蒙主義、フランス革命=ジャコバニズム、ロシア革命=共産主義、ナチズムを経て、今もなお、ネオコン(新保守主義派)や新自由主義派、また、イスラム過激派のなかに生き続けている。本書はまず、近代以降、黙示録的信念を持つユートピア主義と現実政治の関わりを分析する。次いで、近年のブッシュ・ブレア両政権によるイラク戦争、すなわち、武力でイラクに民主主義を伝道しようとして失敗した、その経緯を明らかにする。そして、ユートピア政治の終焉に代わる、現実主義政治の再興とその可能性を提示する。
人文・思想・社会 > 政治
|
みんなの感想
登録している読者
この本を読んだ人はこんな本も読んでいます
|
|
|