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種の起原 下 (岩波文庫 青912-5)
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地質学・植物学・動物学など、博物学のはば広い基盤の上に立つダーウィン(1809-82)の進化論の根底には、自然的存在としての人間の本質の解明ということがある。『種の起原』刊行後、科学は長足の進歩をとげたが、人間と社会、そして文明の問題を考える上で、ダーウィンの思想はつねに検討すべき重要な課題としてわれわれの前にある。
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