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明治の表象空間(上) (岩波現代文庫 学術474)
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| 著者 | 松浦 寿輝
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| 出版社 | 岩波書店
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| 発売日 | 2024年04月16日頃
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| サイズ | 文庫
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| 価格 | 1,760 円
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権力と言説
学問分野ごとに仕切られた分類の枠を排し、混沌状態に立ち騒ぐ日本語言説の総体を、徹底したテクスト読解を通じて横断的に俯瞰することで、「理性」「時間」「システム」という現在に直結する近代日本の特異性を描き出し、「表象空間」のダイナミズムを浮かび上がらせる。毎日芸術賞特別賞受賞作。(全三巻)
凡 例
はじめに
力線と結節点
なぜ「表象」なのか
文学と「近代性」
特権的な「表象」の運命
序章ーー「国体」という表象
国体、この神経過敏なるもの
不変/固有/空疎
魔王と脱構築
改造主体としての天皇
「表象=代表」のラディカリズム
第1部 権力と言説
1 予防ーー内務省と警察(一)
「国ノ国タル所以ノ根元」
土地=人民の再編成
「予防」のシニシズム
2 仁愛ーー内務省と警察(二)
「保傅」としての警察
巡査の身体
洋服/和服
3 定位ーー戸籍(一)
「横」から「タテ」へ
拷問から旅券へ
相貌からDNAへ
4 逸脱ーー戸籍(二)
引致と説諭
「乙号」の人々
寅さんと「山の人」
5 網羅性ーー新律綱領・刑法(一)
新律綱領の恍惚
民主化された「知」
罪刑法定主義の逆理
6 有限性ーー改定律例・刑法(二)
「故失出入」という装置
「梟の首」の恐怖
ナンバリングの裏切り
7 抽象化ーー旧刑法・刑法(三)
「律」から「法」へ
「合法的支配」の出現
形象の抑圧
象徴界と威嚇
8 混淆ーー漢文体(一)
片仮名の註
「中国語の助けがなければ……」
混成言語態としての「国語」
9 アイロニーーー漢文体(二)
漢学の失楽園
予言者は嘲笑する
「第二のルーテル」の出現?
10 プラグマティズムーー福沢諭吉(一)
「決定論の泥沼」をめぐって
複数の言語態
「此一段は悪文の例なり」
11 啓蒙ーー福沢諭吉(二)
「時節」の到来
福沢諭吉vs.森田思軒
「啓蒙」というイデオロギー
12 演戯ーー中江兆民(一)
理性と自由
「啓蒙」の自壊
「吾等の臓腑、吾等の血汁」
13 地滑りーー中江兆民(二)
歴史と寓話
反語・韜晦・皮肉
明治十四年の政変
14 正論ーー中江兆民(三)
正論は威圧する
「是れ一時遊戯の作」
正論の脱構築
15 新旧ーー中江兆民(四)
「新」という記号
士族の蘇生
超越と普遍
16 暴力ーー中江兆民(五)
「皇国之兵制一般」をめざして
法の措定、法の維持
国民総武装のユートピア
註
文庫 > 人文・思想・社会 人文・思想・社会 > 歴史 > 日本史
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