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徒然王子(第1部)
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不眠症の王子・テツヒトは首都の森に引き篭っていた。ある夜、仙人が現れ、「旅に出るか、憂愁の森にとどまるか」と王子に迫る。世界に再び若さを取り戻すため、そして妃を探すため、王子は元お笑い芸人の従者・コレミツと共に宮廷から家出する。二人は、場末の酒場からホープレス・タウン、奥の細道へと向かう。ドロップ・アウトした人々と出会い、黄昏の国の残酷物語に触れたテツヒトは、仙人・ツルと記憶師・アレイ君の導きで、さらに前世を巡る冒険に出る。
小説・エッセイ > 日本の小説 > 著者名・さ行
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