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昭和陸軍の研究

著者	保阪正康
出版社	朝日新聞出版
発売日	1999年11月05日頃
サイズ	単行本
価格	9,680 円

国家を滅亡の危機にさらし、国民に苛酷な運命を強いた指導者たちは、その責任をとったといえるのか。二・二六事件で、青年将校をおだてておきながら、情勢が変化するや豹変し、鎮圧側に回った将軍。自らの栄達のためにだけ無謀な作戦を試みた指揮官。兵站・補給の後方思想がなく、兵士を飢餓地獄に追い込んだ参謀。戦後、ＧＨＱの一部にとりいり、旧陸軍再建を策した参謀など、「責任の自覚」がない軍人指導者の意識や行動を検証。五百を超す関係者の証言と、膨大な資料によって、その官僚体質を明らかにする。

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