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高田長老の法隆寺いま昔 (選書963)
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2017年春に急逝した〓田良信法隆寺長老最後の自伝。12歳で法隆寺の小僧となり、いたずら盛りの年頃に厳しい修行の毎日、師匠や周囲の大人の慈愛に満ちたまなざしのなか、「瓦礫法師」に成長し、当代一の学僧として法隆寺の興隆に尽力するさまを、軽妙なエピソードを交えて語り下ろす。平安時代の史料を発見し、藤ノ木古墳被葬者論に一石を投じ、「法隆寺昭和資財帳」編纂事業を立ち上げて寺史を編み直し、寺宝を再発見した。梅原猛氏との対決の裏側や、日本初の世界文化遺産登録、百済観音堂建立など、当時の古代史ブームの熱気も伝える。
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