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うさんくさい「啓発」の言葉 (朝日新書953)
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人”財”って誰のことですか?
なんか違和感ある日本語の正体。「コミュ力を上げれば、人生うまくいく」そんな「ノリ」には、もう惑わされない!世の中にあふれる「人材→人財」「企業→輝業」などの言い換え語。ポジティブな響きを伴いつつ、働き手を過酷な競争へと駆り立てる。“カンフル剤”の役割を果たし、職場などで用いられることも少なくない。一定の効用はあるとしても、乱用は禁物。それは時に、ブラック労働や政治的プロパガンダにつながることも…。“啓発”の言葉は、なぜ社会に根強く残るのか。ジャーナリズム、社会学、教育学、歴史学などの観点から徹底分析。
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