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慟哭の海峡 (角川文庫)
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太平洋戦争時、“輸送船の墓場”と称され、10万を超える日本兵が犠牲になったとされる「バシー海峡」。アンパンマンの作者である、やなせたかしの弟も犠牲者の一人だ。一方、“魔の海峡”から12日間の漂流を経て奇跡の生還を遂げた若者もいた。彼は死んだ戦友の鎮魂のために海峡が見える丘に長い歳月の末に、ある寺院を建てた。「生」と「死」の狭間で揺れ、自己犠牲を貫いた男たち。今、明かされる運命の物語。
文庫 > 人文・思想・社会
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