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わたしたち、何者にもなれなかった
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高校時代、映画同好会に所属し、いつかみんなで映画を撮って食べていくことを夢にしていた4人。自主制作映画のコンクールで入賞したり、ミニシアターで期間限定上映をしたりと、夢に向かって順風満帆に進んでいた、はずだった。しかし突然、中心メンバーの一人である石田サキは3人に何も告げず、消えてしまった。チームは解散、3人はそれぞれの道を歩き出し、12年が経った。そんなある時、サキの居場所を知らせる、暗号めいた電話が掛かってきてー。
小説・エッセイ > 日本の小説 > 著者名・さ行
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