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トロッコ・一塊の土 (角川文庫)
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今年八つになる良平は、鉄道の敷設工事で行き来するトロッコが面白くて仕方がない。ある日、見知らぬ若い男達とともにトロッコを押す機会を得た良平だったが…(「トロッコ」)。倅を亡くしたお住は、毎日畑へ出て男勝りに稼ぐ嫁、お民に敬意を感じている。だが、いつしか「稼ぎ病」に取り憑かれたお民の存在がお住を苦しめるようになり…(「一塊の土」)。表題作の二篇をはじめ、芥川の転機となる中期の二十一篇を収録。
文庫 > 小説・エッセイ 小説・エッセイ > 日本の小説 > 著者名・あ行
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