|
|
天使の檻(上)
|
ニューヨーク州、ミルトン。敬虔な生活を送る修道女・エヴァンジェリンのもとに、美術史家から一通の手紙が舞い込む。大戦中に交わされた、大富豪ロックフェラーの妻と修道院長の書簡を捜しているという。その書簡は、修道院が大火で焼け落ちた1944年のものだった。いっぽう人間との交配を繰り返し、魔力を失いつつあった天使の末裔は、一族の生殺与奪の権を握るあるものを、なんとしてでも手に入れようと躍起になっていた。かつて天使学者たちが、ロドピ山脈の“悪魔の喉”に遠征をし、命懸けで持ち帰ったあるもの。それは、エヴァンジェリンの母の死と深く関係していたー。
小説・エッセイ > 外国の小説
|
みんなの感想
登録している読者
この本を読んだ人はこんな本も読んでいます
|
|
|