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菜の花の道 千成屋お吟
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「お吟さんに力を貸してもらいたい」日本橋でよろず相談を受ける千成屋のお吟のもとに、京橋の呉服太物商・天野屋から依頼が舞い込んだ。四年前、娘のおはつの婚約者だった佐之助が何者かに襲われ顔に傷を負い江戸を去った事件の犯人を捕まえたのが千成屋だったのだ。今度は遊びほうけるおはつの今の亭主・多七を更生させてほしいという。おはつのため、多七について調べ始めるお吟。やがて江戸を去ったはずの佐之助や、佐之助を切った犯人も江戸にあらわれ…。(「菜の花の道」より)。「隅田川御用帳」シリーズの著者が贈る、人情時代小説。書き下ろし2篇を収録。
小説・エッセイ > 日本の小説 > 著者名・は行
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