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悪と無垢
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新人作家、汐田聖が目にした不倫妻の独白ブログ。ありきたりな内容だったが、そこに登場する「不倫相手の母親」に感情をかき乱される。美しく、それでいて親しみやすさもある完璧な女性。彼女こそ、聖が長年存在を無視され、苦しめられてきた実の母親だった。ある時は遠い異国で、ある時は港の町で。名前も姿さえも偽りながら、無邪気に他人を次々と不幸に陥れるー。果たして彼女の目的は、そして、聖は理解不能の母にどう向き合うのか?
小説・エッセイ > 日本の小説 > 著者名・あ行
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