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家族解散まで千キロメートル
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古い実家を取り壊して、家族ばらばらに転居することになった29歳の喜佐周。引っ越し直前、いつも家にいない父を除く家族総出で片づけをしていると、倉庫で不審な箱が見つかる。中には世間を騒がせる“青森の神社から盗まれたご神体”にそっくりのものが。「いっつも親父のせいでこういう馬鹿なことが起こるんだ!」過去のとある出来事により、父の犯行を確信する一同。返却し許しを請うため、ご神体とともに車で青森へ向かう周は、道中いくつかの違和感に気づく。もしかしてー「父さんは犯人になれない?」
小説・エッセイ > 日本の小説 > 著者名・あ行
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