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霊長類南へ (角川文庫)
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著者 | 筒井康隆
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出版社 | 角川書店
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発売日 | 1986年04月
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サイズ | 文庫
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価格 | 462 円
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毎読新聞の記者澱口は、恋人の珠子をベッドに押し倒していた。珠子が笑った。「どうしたのよ、世界の終りがくるわけでもあるまいし」その頃、合衆国大統領は青くなっていた。日本と韓国の基地に原爆が落ちたのだ。大統領はホットラインに手を伸ばした。だが遅かった。原爆はソ連にも落ち、それをアメリカの攻撃と思ったソ連はすでにミサイルを。ホテルを出た澱口と珠子は、凄じい混乱を第三京浜に見た。破滅を知った人類のとめどもない暴走が始ったのだ。
文庫 > 小説・エッセイ 小説・エッセイ > 日本の小説 > 著者名・た行
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