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斜光 (角川文庫)
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著者 | 泡坂妻夫
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出版社 | 角川書店
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発売日 | 1991年05月
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サイズ | 文庫
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価格 | 533 円
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千坂通りの写真館主夕城香留に持ち込まれた縁談の相手は、華丘弥宵といい、新橋の老舗呉服商の妹で、初婚、香留より七つ若い三十八歳ということだった。スナップ写真の中の弥宵に男の影を感じとった香留だったが、見合いの席で弥宵のはかなげな美しさに魅せられてしまう。蒸し暑い夏の朝、山梨県の温泉町のはずれで、全裸の腐乱屍体が発見された。捜査は混迷するが、やがて彼害者が新進政治家の父親で、漁色家であったらいことが浮び上る。香留が弥宵に抱いた影は、結婚後も妖しく膨んで行き、ついに因縁に絡めとられた男と女たちを、崩壊の隘路へと駆り立てるー。
文庫 > 小説・エッセイ 小説・エッセイ > 日本の小説 > 著者名・あ行
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