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永田町の“都の西北”(前編) (角川文庫)
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著者 | 大下英治
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出版社 | 角川書店
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発売日 | 1988年02月
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サイズ | 文庫
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価格 | 641 円
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小説早稲田大学
創政会の旗あげをはたした竹下登が、上気した顔で“キャピトル東急”の一間に姿をあらわした。報道陣のフラッシュと76名の国会議員が拍手で迎えた。社会党の武藤山治、公明党の大久保直彦、民社党の大内啓伍。そして元気であれば、共産党の津金佑近の顔もあったはずである。壇上にのぼった竹下は、正面の田中六助の遺影に深く一礼すると口をひらいた。会場の一隅から「いよーっ、竹下総理!」の声が掛かり、藤波孝生、小渕恵三、三塚博らが、期待をこめて笑顔でうなずいた。その時から、国会のもう一つの大派閥国会稲門会が、天下取りに動きだした。
小説・エッセイ > ノンフィクション > 文庫(ノンフィクション) 小説・エッセイ > 日本の小説 > 著者名・あ行 文庫 > 人文・思想・社会
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