|
|
火の鳥(鳳凰編) (角川文庫)
|
少年は隻腕隻眼であった。裏切りを食み憎しみを吐いて育ち、若くして盗賊の首領となる。その名を我王という。残虐非道な男であった。が、あるとき掌上のテントウ虫に慈悲を与え、これが少女速魚との出会いになった。さて、我王に仏師の命たる右腕を切られたのが茜丸である。彼は我王を呪いつつも天皇の命により伝説の鳳凰を探し求め、ブチと遭い仏に仕える事を知ってゆく。やがて波乱の時が巡り幾多の死が過ぎ、我王は仏師となり、この世を問う。こうして2人の“生”は数奇な因果の調べを奏でるのである。
小説・エッセイ > 日本の小説 > 著者名・た行 小説・エッセイ > 日本の小説 > 著者名・やらわ行 文庫 > 小説・エッセイ
|
みんなの感想
登録している読者
この本を読んだ人はこんな本も読んでいます
|
|
|