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秋に墓標を (上) (角川文庫)
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都会のしがらみから離れ、海辺の別荘地で愛犬と静かに暮らす松原龍。だが、一人の女との出会いが、その生活を激変させた。浜辺で出会ったその女・内村杏奈は、アメリカで急成長を遂げた日系企業ムーン・インダストリーの会長・秋月の元から逃げてきたという。杏奈に対し、とうに捨て去ったはずの恋愛感情がわき上がるのを覚えた龍は、彼女をかくまうことに決めるのだが…。
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