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グレイ・アウル (角川文庫)
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野性を生きた男
カナダの大森林からやってきて、自然のすばらしさとその保護を、聞くものをうっとりさせる言葉で語る男、グレイ・アウル。1930年代のヨーロッパで彼の名を知らぬものはいなかった。スコットランド人とアパッチ族の混血だという、その男はビーバーをこよなく愛し、カナダの自然とそこに住む生き物たちの世界を、息をのむほどの美しさで語り描いた。森の守護神グレイ・アウルは生きた伝説となっていた。が、その人気に嫉妬したマスコミが秘密を嗅ぎつけた。グレイ・アウルはインディアンとの混血などではなく、生粋の英国人だというのだ。カナダの原野に独り分け入り、インディアンとして森の真実を語った男の、謎に満ちた波瀾万丈の生涯。
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