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僕たちは歩かない (角川文庫)
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僕たちは気がついた。「僕たちだけが、時間の“こちら側”に住んでいる!」。26時間制の東京で出逢い、同じ厨房で料理を作る僕たちは、クリスマスイブ、時間の秘密を知る画家を食事に招待した。画家はつぶやいた。「22時22分22秒、山手線で一周半、北北東に進むんだ。けして地面に足をつけてはならないよ。冥界に降りるまで、君たちは歩けない」。時間のはざまに消えた仲間を救うため、僕たちはいま時を超えて冥界へ旅立った。
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