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宙の家 (角川文庫)
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女子高に通う雛子の家は、マンションの11階にある4LDK。どうにかこうにか宙空を、地球と一緒にぐるぐる回っている。暇さえあれば寝てしまう雛子、歳の割にしっかりした小学生の弟・真人、時々ヒステリックな母の圭以子。同居する祖母の萩乃が「運針の病」にかかってしまったことで、ぎりぎり保たれていた均衡がゆらぎ出した…。不安定な心のうつろいと喪失に、まっすぐにむきあう姉弟の物語。
文庫 > 小説・エッセイ 小説・エッセイ > 日本の小説 > 著者名・あ行
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