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古典基礎語の世界 源氏物語のもののあはれ (角川ソフィア文庫)
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「もの言ひ」「もの思ひ」「もの寂し」「ものものし」。『源氏物語』に現れる「モノ」という言葉は、場面に応じていくつもの意味をもっている。作者・紫式部の真意を、私たちはどれだけ正しく理解していただろうかー。日本語の散文が発達しはじめた平安時代の「モノ」を、日本語学の視点から再検討。正確な意味の把握によって、人々の暮らし、運命のとらえ方、恐怖の対象までも明らかにする。古典の奥深さと魅力を言葉から味わう。
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