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砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない A Lollypop or A Bullet (角川文庫)
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その日、兄とあたしは、必死に山を登っていた。見つけたくない「あるもの」を見つけてしまうために。あたし=中学生の山田なぎさは、子供という境遇に絶望し、一刻も早く社会に出て、お金という“実弾”を手にするべく、自衛官を志望していた。そんななぎさに、都会からの転校生、海野藻屑は何かと絡んでくる。嘘つきで残酷だが、どこか魅力的な藻屑となぎさは序々に親しくなっていく。だが、藻屑は日夜、父からの暴力に曝されており、ある日ー。直木賞作家がおくる、切実な痛みに満ちた青春文学。
文庫 > 小説・エッセイ 小説・エッセイ > 日本の小説 > 著者名・さ行
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