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地名の巨人吉田東伍 (角川叢書)
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大日本地名辞書の誕生
刊行から百年以上も経た現在でも歴史地理学の基礎資料として活用されている『大日本地名辞書』を独力で十三年かけて編纂した吉田東伍。東伍の業績は、この大著にとどまらない。日韓の関係史の起源を遡る『日韓古史断』、画期的な水利書とされた『利根治水論考』などを著した東伍。これらの多彩な活動の原動力は何だったのだろうか。「学校はわかりきったことしか教えてくれなかったので行く気がしなかった」と語り、「図書館卒業」と言って憚らなかった東伍の先駆的な生涯を、現代の歴史地理学の第一人者が、臨場感溢れる筆致で活写する。
人文・思想・社会 > 歴史 > 伝記(外国)
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