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仏教からよむ古典文学
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出家に憧れながらも愛欲の世界にとどまり、歯がゆい生を送ったように見える源氏物語の登場人物たち。しかしその曖昧さの中にこそ、日本の思想と文学を貫く、王権と仏法の緊張関係が示されているのではないかー。源氏・平家物語から徒然草、能、平塚らいてう、夏目漱石まで。仏教という補助線によって、顕/冥、男性/女性、夢/現などの物語構造を浮かび上がらせ、日本文学の新たな魅力を引き出す全6章。
人文・思想・社会 > 文学 > 文学史(日本) 人文・思想・社会 > 宗教・倫理 > 仏教
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