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まほろばの鳥居をくぐる者は(1)
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神社の娘、宮子の初めての友達は、『幽霊』だった。幼い頃から“視える”力を持つ宮子にとって、それはごく自然なことだったのだ。ある日宮子は、母親を凄惨な事件で亡くし、壊れそうな心と向き合うため修験者の弟子となった少年・寛太と出会う。「あいつは死んでいる。お前ももう、わかっているんだろう?」寛太に現実を突きつけられた宮子は、この世に未練を残す魂ー友達を“あるべき姿”に戻すことを決意するのだった。以来、互いに“視える”ことで感覚を共有し、“正しく”心を育てる寛太に惹かれていく宮子。そんななか、寛太の母親を殺した犯人の判決が下される。宮子は憎しみと後悔で揺れ動く寛太の救いになりたいと願うが、寛太は「女人に触れない」というさらに厳しい戒を己に課してしまいー!?第2回ビーズログ小説大賞特別賞受賞作。
小説・エッセイ > 日本の小説 > 著者名・あ行
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