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痩蛙
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著者 | 鳴海章
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出版社 | 角川書店
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発売日 | 2002年05月
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サイズ | 単行本
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価格 | 1,760 円
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4回戦ボーイのボクサー・谷尾幸次は、リングに上がった。そのリングで幸次は、骨にくる本物のパンチを知り、ボクシングに見切りをつけようとする。広告代理店の営業マンの傍らボクシングを続けてきた幸次は、不況の中、仕事の業績が上がらずに喘いでいた。少ない給料でローンに追われ、女とデートするのにもカードに頼る生活を送っていた。仕事がうまくいかない幸次は、社長と喧嘩して会社を辞めることになる。すべてを失った幸次は、家に押しかけてくる、しがないバーの女・チエ子の元へと足を向けてしまう。逞しく生きるチエ子の言葉に動かされた幸次は、あらためて真剣にボクシングを再開する。パンチドランカー気味のトレーナー・横手との、激しい特訓をはじめた幸次が手に入れたものとは…。雄渾の力作長編。
小説・エッセイ > 日本の小説 > 著者名・な行
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