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真っ白い殺人鬼
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「ねえ、秘密のアプリって知ってる?」
いつものように教室の片隅にいると、楽しそうな女子たちの噂話が聞こえてきた。
【過去を自由に変えられる】という夢のようなアプリ。
みんな噂話だとわかっているけど「あったらどうする?」と話題が絶えない。
もし僕だったらどんな過去を変えるだろう? きっと「僕を『普通』の人間にして下さい」こう願うかな……。
次の日、いつものように登校するとーー友人の三宮春乃が消えてしまっていた。
何故だかみんな春乃のことを憶えてないようだ。まるで元からいなかったみたいに。
「誰かが“アプリ”を使って、この世から春乃が存在した過去を消した?」
ーー秘密のアプリは夢なんか与えない。その日から噂は現実となり、僕たちの『普通』は壊れていった。
小説・エッセイ > 日本の小説 > 著者名・ま行
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