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ルビー
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わたしが憧れていた映画女優を目指して家を飛びだしたのは15歳のとき。母親が自殺し、初恋の人が突然姿を消したころだった…それから5年の歳月が流れた。女優とは名ばかりで、たいした役もなくルビーは孤独な毎日を送っていた。スクリーンで観ていた華やかな映画の世界と現実のハリウッドとのギャップに、ルビーの絶望感は深まっていく。ハリウッドにはなにひとつ「真実」の物がない、と。満たされない心の隙間を埋めるため、彼女はドラッグに溺れ、愛のないセックスに明け暮れる。そしてついには自分の身体を傷つけるようになる…そんな毎日のなかでルビーが下した最悪の決断と、拭いきれない失意のなかで見た宝石よりも輝く光とは?少女から大人へと成長していくなか、夢と現実の狭間で懸命に生きるヒロインの姿を瑞々しく描き、アメリカ中の女性から圧倒的な支持を受けた、大人のための青春小説。
小説・エッセイ > 外国の小説
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