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キノの旅XXIII the Beautiful World(23) (電撃文庫)
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「あの箱ですか?私達の永遠の命を守ってくれるものですよ!」国に入る前に、キノとエルメスは答えをもらいました。答えが全然理解できなかったので、キノが訊ねました。背広を着た入国審査官は、とても若い男でした。まだ二十歳前に見えました。彼は、それはそれは嬉しそうに、手続きそっちのけで説明してくれます。「あそこには、たくさんの国民達が眠っています!」「眠っている…?」キノが首を傾げました。「つまりまさかー」エルメスの言葉を、「墓地じゃないですよ!」入国審査官は笑顔で遮りました。「みんな生きています!ただー」キノが反対側に首を傾げました。
ライトノベル > 少年 > アスキーメディアワークス 電撃文庫
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