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異上杉軍記(1) (歴史群像新書)
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永禄八年五月、将軍・足利義輝暗殺。すべてをなげうって将軍家を援ける、と確約していた“越後の龍”上杉輝虎(のちの謙信)。だが、次期将軍候補の一人は、こともあろうに義輝を謀殺した三好三人衆らが推す義親(のちの義栄)。確たる後ろ盾のないもう一人の候補義秋(のちの義昭)は、近江・若狭・越前へと流浪し、暗澹の日々を送る。将軍暗殺から二年余ー度重なる義秋からの要請に応じ、永禄十年九月、毘沙門天の化身となった輝虎は、越後の精兵二万を率いてついに出陣。だが、その先に待ち受けていたのは信玄の策謀と“天下布武”を目指す信長の台頭だった…。
新書 > 小説・エッセイ 小説・エッセイ > 日本の小説 > 著者名・か行
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