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プロメテウスの罠(9)
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「避難先のアパートに戻りたくない」「私はここに残る」。そう言い残して渡辺はま子は自ら命を絶った。久しぶりに川俣町の自宅に戻ったあくる朝だ。原発事故で避難を強いられたことが原因と裁判に訴えた遺族に対し、東電は“環境の変化に弱い性格のせい”と反論。裁判は2年3カ月におよんだが、結果は原告の全面勝訴となった。かけがえのない故郷を失い、終わりの見えない避難生活を送る苦しみ。原発事故は、いまだ過去の出来事ではない。原発事故からまる4年!いまだ癒されない被災者の深い心の傷。朝日新聞大反響連載の書籍化第9弾!!
科学・技術 > 工学 > 電気工学
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