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本当のような話 (講談社文芸文庫)
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優雅に生きる若い元伯爵夫人の民子。民子の亡き夫の友人で弁護士の内田。戦時下中国からソ連に抑留された経歴を持つ貿易商の中川。彼等が出会い、集う、戦後の東京の大使館、思いがけない小さなしかし本格的な西洋料理店と、民子邸で繰り広げられる豪奢な会食と、男と女の洗練の会話。絶妙の文体が、“その時”を生きる悦びを知る人達の、雅びな時代の流れの中に、虚実皮膜の、豊穣の世界を現出する。
小説・エッセイ > 日本の小説 > 著者名・やらわ行 文庫 > 小説・エッセイ
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