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かんかん虫は唄う 吉川 英治(著) 講談社 - @Books

かんかん虫は唄う (吉川英治歴史時代文庫 吉川英治歴史時代文庫 8)

著者吉川 英治
出版社講談社
発売日1990年09月04日頃
サイズ文庫
価格924 円

かんかん虫とは、ドック入りした船のサビ落しをする港の自由労働者。かんかん虫のトム公は、十四歳ながら札つきの不良少年。しかし、曲ったことは大嫌い。彼が傲慢な金持ちを憎むのは、相応の理由があった。少年時代の横浜の見聞をもとにした「かんかん虫は唄う」は、自伝的要素に満ちた異色作。必死に生き抜くお島母子に、幼き日の著者の深い懐いがこめられた「色は匂えど」を併録する。

文庫 > 小説・エッセイ
小説・エッセイ > 日本の小説 > 著者名・やらわ行

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