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私本太平記(三) 吉川 英治(著) 講談社 - @Books

私本太平記(三) (吉川英治歴史時代文庫 吉川英治歴史時代文庫 65)

著者吉川 英治
出版社講談社
発売日1990年03月05日頃
サイズ文庫
価格880 円

後醍醐の切なるご催促に、楠木正成は重い腰をもち上げた。水分の館から一族5百人の運命を賭けてー。すでに主上は笠置落ちの御身であった。また正成も、2万の大軍が取り囲む赤坂城に孤立し、早くも前途は多難。一方、正成とはおよそ対照的なばさら大名・佐々木道誉は幽閉の後醍醐に近づき、美姫といばらの鞭で帝の御心を自由に操縦しようとする。かかる魔像こそ、本書の象徴といえよう。

文庫 > 小説・エッセイ
小説・エッセイ > 日本の小説 > 著者名・やらわ行

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