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愛と幻想のファシズム(上) 村上龍(著) 講談社 - @Books

愛と幻想のファシズム(上)

著者村上龍
出版社講談社
発売日1987年08月01日頃
サイズ単行本
価格1,760 円

1990年、中南米にデフォルトの波が起こり、世界経済は恐慌へと突入。サバイバリスト鈴原冬二をカリスマとする政治結社「狩猟社」には、官僚、企業家、思想家、法律家、学者、テロリストが集結し、社会的ダーウィニズムを実行していく。良識派は彼らをファシストと呼んだが、「狩猟社」は過激派をつぶし、労組のストを破壊し、要人にテロを加え、反対派を廃人にしながら、一気に日本の中枢を獲ろうとする。そんな彼らの前に、恐慌後秘密結成された多国籍企業集団「ザ・セブン」が徐々にその恐るべき姿を現わす。危険な予兆をはらんだ衝撃の近未来政治小説。

小説・エッセイ > 日本の小説 > 著者名・ま行

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