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共生虫 村上龍(著) 講談社 - @Books

共生虫

著者村上龍
出版社講談社
発売日2000年03月20日頃
サイズ単行本
価格1,650 円

一人の引きこもりの青年が体内に共生虫を飼っている。…絶滅をプログラミングされた種は、共生虫の終宿主となる。ある種が自ら絶滅をプログラミングするということは、生態系の次の段階を準備するということでもある。例えば恐竜の絶滅は次の生命環境のために、つまり次代の全生物の共生のために不可欠だった。共生虫は、自ら絶滅をプログラミングした人類の、新しい希望とも言える。共生虫を体内に飼っている選ばれた人間は、殺人・殺戮と自殺の権利を神から委ねられているのである。

小説・エッセイ > 日本の小説 > 著者名・ま行

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