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子産 上巻
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著者 | 宮城谷 昌光
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出版社 | 講談社
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発売日 | 2000年10月10日頃
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サイズ | 単行本
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価格 | 1,870 円
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哀れな国だ。子産の目は憂色にみちている。君主の時代が終わり、大夫たちが主権を争う春秋時代のなかば、中原の小国・鄭は晋と楚という二大国の間で向背をくりかえしていた。いまや民は疲弊し、国は誇りを失おうとしている。乱世の戦場にあざやかな武徳をしめす名将・子国の嫡子に生まれ、この時代最上の知識人となる子産は、信義なき自国の悲哀をみつめながら波瀾の人生へと踏みだしてゆく。
小説・エッセイ > 日本の小説 > 著者名・ま行
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