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情熱の女流「昆虫画家」
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メーリアン波乱万丈の生涯
一七世紀、ドイツー昆虫学のパイオニアは、一生もまた破格だった。ふたりの娘をつれての離婚、かけこみ寺での隠遁生活、アムステルダムへの移住。そこからさらに五二歳で、オランダ植民地スリナム(南米にある現スリナム共和国)への旅。このころの五二歳といえばすでに老年だし、帆船で三ヵ月という長旅に加え、熱帯の過酷な環境に耐えられるはずもないと、周囲から強く反対されたのに、南国産大型昆虫の生態を知りたい一心で初志を貫いた。そして丸二年、マラリアで死にかけながらも、かの地にとどまり精力的に研究を続けた。
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