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待ってる
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橘屋草子
何かを待たずにいられないのが、人の世のならい。では、おふくが「待ってる」ものはー?12歳の春、貧しい少女・おふくは、江戸・深川にある料理茶屋『橘屋』で奉公を始めた。美しく気丈な仲居頭のお多代は、おふくを厳しく躾ける。優しくも、温かくもない言葉の裏にある“何か”に気づいたおふくは、涙を堪えながらもお多代の下でたくましく成長していく。あさのあつこが少女の成長と人の絆を描く、涙あふれる連作短編集。
小説・エッセイ > 日本の小説 > 著者名・あ行
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