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小説 七つの大罪 -外伝ー 七色の追憶
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ブリタニアの広大な平原を揺らして進むは、知る人ぞ知る伝説の酒場“豚の帽子”亭。そこに集いしは、こちらも通り名に“伝説”をいただく“七つの大罪”、そして、リオネス王の治世に一片の乱れも許すまじと、王国の隅々に目を配る誇り高き騎士たち。封印を解かれた魔神によって大地が血で染められるより前、ほんの束の間ではあるが、戦士たちはこの珍妙な酒場で、たしかに七色に彩られた思い出にふけった。ここに明かすのは、彼らが内に秘めた、甘やかで、切なく苦い、珠玉のエピソードたちであるー。
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