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おとぎ草子・山椒太夫 ほか (21世紀版・少年少女古典文学館)
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『おとぎ草子』。「山椒太夫」に代表される『説経集』。どちらもが中世に成立した、庶民のための“語りの文学”である。おとぎ話も説経も、あくまでもわかりやすく作られ、当時の世相をよく伝えている。そして、その底にひそむ寓意性は、現代にもなお通じるところが多い。空想や教訓、信仰心をふんだんに盛りこみ、同じ下層の語り手によって生き生きとした言葉で表現されてきた物語は、混沌の時代の庶民たちを楽しませ、勇気づけたのである。
絵本・児童書・図鑑 > その他 小説・エッセイ > 日本の小説 > 著者名・さ行
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